院長、大阪へ降り立つ(3月13日;開業2週間前)

一体、君は何をしているのだ、この忙しい時期に・・・と、あるところから怒られそうですが、院長にとって、どうしても開業前にお会いしたい先生がいまして、見学のため、そしてお話をお伺いするために大阪に来ています。

今まで、散々書いてきているように、そして、カラダとココロのクリニック 〜西調布院〜の標榜科にもあります通り、私は内科、そしてその中でも血液内科が専門です。

開業準備をしていく中で、標榜科を決めるときに、一般内科としてのみやっていくか、それとも今まで研鑽を積んできた血液内科や、感染症、緩和医療もやっていくかは、本当にギリギリまで悩んでいました。患者さんからの要望などもあり、結局、血液内科を標榜するに至るのですが、クリニックという単位で血液疾患を扱うということがどれだけ大変であるか、あるいはどの様にきりもりしていけば良いのかなど、わからないことだらけでした。

そんな中、ある薬剤メーカーの担当さんから、大阪に血液内科「専門」で開業されている面白い先生が居ますよ、とお聞きして1月くらいからコンタクトをとる算段をしていたのですが、2月にご連絡させていただき、本日、実際にお会いして、クリニックの見学、お話をお聞きしてきました。

まずは、クリニックの入っている心斎橋フロントビルの玄関口。と言っても今回、写真は一枚しかありません。もっと撮影してくればよかったです・・・。

立看板の一番下に「血液内科 太田クリニック・心斎橋 Ligare」とあります。
ここまではホームページでみてきたのと同じですね。流石、大阪・心斎橋の一等地にあるだけあって、高級そうな佇まいです。東京の方には分かりにくいかもしれませんが、私は勝手に東京で言うところの銀座みたいなところ、と思っております。新宿や東京とも違うし、上野や池袋、渋谷とも違いますね。まぁ、要するにお洒落な街というイメージです。

お約束の時間より少し早かったのですが、早速クリニックのある5階まであがっていくと・・・事務長さんが迎え入れてくれました。

院長先生とスタッフさんたちが診療後のカンファレンスをしているということでしたので、待合室でしばし待たせていただいたのですが、落ち着いた雰囲気で、まるで家の中にいるようです。

すぐに院長先生が出ていらして、ご挨拶をさせて頂き、院内を見学させていただきました。

診察室は3診で院長先生の他に、市立医大の専門医が診察にきていただいているようです。診察室それぞれのバックヤードが繋がっていて、その裏には検査室があります。検査をして直ぐに結果が出せるようになっており、項目も、血液検査、生化学検査、他、血液診療で必要なものは全て揃っています。検査機械も大病院に設置してあるような素晴らしい機械です。検査技師さんが常勤でいらしていて、血液検査をして45分で結果を得ることができます。骨髄検査もすることができて、その場で骨髄標本が出来上がり、検討することができるそうです。

次に点滴室、外来化学療法室として4つのベッドがあり、全て治療専用のリクライニングベッドです。その辺の大学病院に引けを取らない設備でした。奥には薬剤を扱う薬剤部ともいえる部屋があり、ドラフトまで置いてある豪華ぶり・・・これはなかなかできることではないですね・・・白血病、リンパ腫、他、血液疾患の他にも、最新の骨髄腫診療も可能な薬剤のラインナップで、これはまさに大病院の血液内科部門を切り取ってきたかのような機能でした。薬剤師さんも常勤でおられました。

そこから、様々なことをお聞きしたのですが、本当にためになるお話ばかりでした。開設に至る経緯や、クリニックのテーマなど、診療に対する考え方、血液内科医がどうあるべきであるかなど、経営に関することも少しだけですがお聞きし、血液内科医のロールモデルと言うべき人物でした。更に気さく、というおまけつき・・・。無敵じゃないですか・・・。

お話をお聞きした中で、特に共感でき、印象に残ったのは、患者さんが感じておられるのはhowなのかwhyなのか、医師のmanifestoがpublicかprivateか、人生において困難が起こった時、それは人生の目覚まし時計になる・・・挙げればキリがありませんが、本当に開業前に有意義な時間をいただけました。

そして、何より、様々な意味でクリニックという単位でも血液疾患を診療できるのだ、という旗を立てて勇ましく立っている姿に感銘を覚えました。これが患者さんのためになる、ということです。やり方は違えど、持っている思いは同じ、と感じました。

また、明日からの開業準備にも熱が入りそうです

患者さんと病院と一般内科クリニックのハブとして機能する血液専門クリニック

血液内科 太田クリニック・心斎橋 RIGALE

太田健介 先生に感謝いたします

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