会計士さんと開業準備をしていくお話の中で、院長が最も理解し難かったのが、タイムカードとレジスタです。これ、意外と医者にとっては理解しにくいんじゃないかと勝手に思っているのですが、私だけでしょうか。
まずはタイムカードです。開業を目指してこちらのページをみていただいている医師の方がどれくらいいるのか分かりませんが・・・医者ってタイムカードを打刻する習慣がない、とまでは言いませんが、常勤では打刻させないところが殆どですよね。
これ、楽で良いところもあるのですが、悪いところが多いなぁとも思うのです。タイムカードがないことで時間に縛られる感覚がなければ、自分のタイミングで色々やれるのはいいのですが・・・医者の殆どは時間にルーズな人間が多いイメージがあります。遅刻したり、ダラダラと働いたり。
経営者側の視点では決まった時間の中で、実績を作ることが難しくなりますし、医者側の視点ではいくら働いても残業としてみとめられず、労働者として護られないということで、お互いに何もいいことがないという・・・。最近ではタイムカードで打刻させる施設も増えてきているようですが、まだまだ、というイメージです。私が在籍していた施設は打刻させない施設でした。悪いと言っているわけじゃないですよ、良いこともありますから。兎にも角にもタイムカードの必要性が理解できたところで、どういったタイムカードにするか、という話になったのですが、打刻したものを目で見て、転記して計算する・・・のはどう考えても間違いが起きそうなので、紙のタイムカードは採用を見送り、交通系ICカードで打刻できるシステムを採用しました。
これがそのシステムなのですが、わかりますかね。マウスのわきにちょこんと置いてある板が読み取りをしてくれます。家電量販店で2500円程度、USBに差し込むだけで認識してくれました。eTAXでのマイナンバーカードの読み取りで使われるものと同じです。PASMOやSuica、電子マネーのiDやQUICPayを登録して打刻します。早速、研修期間から大活躍しています。
続いて、レジスタですが、これは本当、全くもって必要性が分からなくてですね、会計さんとちょっと険悪なムードになりながらも、色々な方からアドバイスを頂いて、結局は巻いた紙を引き戻すのが面倒、ということでSDカードでデータを後でチェックできるタイプのものにしてみました。
こちらは、全くもって使い方がわかりません・・・あ、でも、必要性については充分理解出来ました。はい。
タイムカードは、ただ打刻時間を知るだけではなく、雇用者とスタッフとのお手紙の意味も含まれています。打刻によりその方の性格や、勤勉さを感じたりします。又その反対もありますが。院長は、 非常に勉強家で、勤勉な方ですね。身体を大切になさって下さい。それが一番大切です。新しい仲間が出来たのですから。