認知症について その1
脳細胞の死滅・活動の低下により認知機能に障害が起き
日常生活・社会生活が困難になる状態です
物忘れのイメージが多いですが、記憶の消失だけではなく
理解力や判断力にも大きく影響します
初期症状
同じ事を繰り返し言う、以前は出来ていた事が出来なくなる
同じ服ばかり着る、物忘れや探し物の数が増えるなど
自分の年齢や曜日・今の季節など分からなくなっている様子が見られる
⇒出来るだけ早めに診察を受け、症状を悪化させない様に対処する事が大切です
認知症と老化の違い
認知症による記憶障害は、加齢に伴う物忘れとは異なり、体験そのものを忘れてしまいます
老化
原因⇒加齢による物忘れ
記憶⇒体験の一部を忘れる
場所や時間⇒見当がつく
自覚⇒忘れた事の自覚はある
症状の進行⇒進行は無し
生活への影響⇒大きな支障無し
認知症
原因⇒脳血管障害や認知機能の障害
記憶⇒体験そのものを忘れる
場所や時間⇒見当がつかない
自覚⇒自覚無し
症状の進行⇒著しく進行もあり
生活への影響⇒支障が生じる
三大認知症・引き起こす原因(発症の過程により)
<アルツハイマー型認知症(アルツハイマー病)>
主な症状は、物忘れなどの記憶障害
場所や時間などの認識が低下する見当識障害
計画を立てる、こなすが困難になる実行機能障害
<レビー小体型認知症>
レビー小体という特殊なタンパク質が脳内に生じる事で
脳神経細胞が破壊されそれに伴い発症する
パーキンソン病や幼視、自律神経症状、薬剤への過敏症など
初期~認知機能の低下よりも手足の震えや動きが遅くなったりと
パーキンソン症候群の症状が表れます
<脳血管性認知症>
脳卒中(脳梗塞・脳出血・クモ膜下出血 など)による
脳の血管の詰まりや破れから生じる病気を脳血管障害と言います
脳血管障害により脳細胞が死滅することで発症し
脳細胞の損傷によって身体麻痺や言語障害を伴う事もあります
☆その2へ続きます★