甲状腺 について
甲状腺は喉仏の下に有り、蝶々の様な形をしています
脳の下垂体から指令を受け、新陳代謝を活発にします
甲状腺ホルモンを分泌するのが主な働きです
- 甲状腺機能の異常
バセドウ病
⇒甲状腺の機能が亢進するため
「甲状腺機能亢進症」ともいいます
ホルモンの分泌が過剰になります
原因は自己免疫疾患です
治療は甲状腺機能を抑える薬物療法が中心で
2~3週間で動悸等の症状が改善
再発防止の為、1~2年は薬の服用を続ける必要があります
一方、甲状腺ホルモンの分泌が低下するものを
橋本病
⇒「甲状腺機能低下症」ともいい
これも自己免疫疾患です
自覚症状としては
だるさ・浮腫み・無気力等があります
治療は不足している甲状腺ホルモンを補充する薬物療法で
症状は治まっても甲状腺の機能が戻る訳では無いので、薬の服用を続けます
- 甲状腺の炎症
亜急性甲状腺炎
⇒ウイルス感染が原因と言われており
腫れや痛み、しこり等が起こります
治療は痛み止めを内服しながら
しばらくすると改善することが殆どですが
データのフォローアップなどが必要です
急性化膿性甲状腺炎
⇒細菌感染により炎症を起こし痛みがでます
治療は、抗菌薬を投与します
甲状腺腫瘍
⇒9割程は良性で
直径2㎝以下の初期の甲状腺腫瘍では
自覚症状は殆ど有りません
大きくなると
首の腫れやしこり等の症状が現れる事があります
治療は薬物療法が中心です
⭐以下に当てはまる事が御座いましたら一度、当クリニックで血液検査を受けてみてはいかがでしょうか?💉
- 甲状腺機能亢進症で現れる症状
□疲れやすい・だるさがある
□汗が以上に多い
□暑がり
□脈拍数が多い・動悸がする
□手足の震え
□甲状腺が腫れる
□食欲旺盛
□イライラする
□痒みが有る
□口が渇く
□眠れない
□微熱が続く
□息切れがする
□髪の毛が抜ける
□排便の回数が多い
□眼球が出ている
- 甲状腺機能低下症で現れる症状
□疲れやすい・だるさが有る
□汗が少ない
□寒がり
□脈拍数が少ない
□浮腫む(全身・顔)
□甲状腺が腫れる
□体重が増える
□気力が無い
□皮膚の乾燥
□声が枯れる
□眠たい
□物忘れしやすい
□動作が鈍い
□髪の毛が抜ける
□便秘
□筋力が低下