肺炎球菌 について
肺炎は、日本人の死因第三位を占めています 原因菌として最も多いのが、肺炎球菌です 他、中耳炎や副鼻腔炎・細菌性髄膜炎においても原因となる事の多い細菌です
免疫力の低下等を切っ掛けとし、肺炎・敗血症・髄膜炎等重篤な感染症を引き起こす事があるので注意が必要です
免疫とは、感染症からカラダを守る仕組みで、体内に侵入した微生物を攻撃したり、一度掛かった感染症に掛かりにくくする働きがあります 免疫機能が低下していると肺炎球菌感染症に掛かりやすく重症化する危険性が高くなり、特に血液やリンパの癌の方、脾臓を摘出した方はリスクが高くなります
この様に、免疫が弱って仕舞う中であっても肺炎球菌への抵抗力を高める為に、インフルエンザ予防接種と併用する事でより高い肺炎予防が期待出来ます
肺炎球菌感染症は、インフルエンザと異なり一年を通じて発生する為、季節に関わらず接種が可能です 但し、5年以内に再接種をすると注射部位の痛みが強く出る事がある事から、一度接種したら5年以上の間隔を空ける事が勧められています
肺炎球菌ワクチン⇒23価肺炎莢膜ポリサッカライドワクチン(商品名:ニューモバックスNP)は、平成26年10月~高齢者の方を対象とする定期接種になっています 接種費用の一部が公費で賄われますが、市区町村へお問い合わせ下さい
(定期接種対象者は年度によって限定されます)
65歳・70歳・75歳・80歳・85歳・90歳・95歳・100歳
- 60~65歳未満の方で、心臓・腎臓・呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活が極度に制限される程度の障害がある方
- 60~65歳未満の方で、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)による免疫の機能に日常生活が殆ど不可能な程度の障害がある方
(既に、ニューモバックスの接種歴がある方は定期接種の対象になりません)