「化学物質過敏症」の診療につきまして「報告」と「お願い」がございます

先行してX(旧:Twitter)でお知らせしました通り
2019年の開院当初から行ってまいりました
化学物質過敏症(本態性環境不耐症)の診療につきまして
今後、一切取り扱わないことと致しました

以前から診療の取り扱いに関して思い悩むところがあり
この度、取り扱いを終了するに至りました

理由はいくつかあるのですが
大きなものの一つとしては元・北里大学の名誉教授
宮田 幹夫先生が開業されていた
荻窪のそよ風クリニックが閉業になったことで
紹介先がなくなってしまったこと

そもそも私が化学物質過敏症の専門の医師ではない

受診していただいても第三者的な評価が困難で
確定診断に至る検査項目がない疾患であるが
患者さんは検査を希望する方が多い

元々、化学物質過敏症を拝見するきっかけになったのが
当院の主軸の考え方である「困っている人がいたら診る」
の精神で問い合わせがあれば拝見し
多くの患者さんを拝見してきたのですが
先日、化学物質過敏症の研究者を名乗る人物から
YouTubeで紹介している化学物質過敏症の動画に対し
いわれのないクレームをFacebook上で受けたことで
化学物質過敏症の診療を取り扱うことに疲れてしまった
(実は以前から患者さんやそのご家族から
 何度もこのようなことはありましたが
 ここまで粘着な方はおられなかった…)

おおまかには以上の四点から上記の決定に至りました
私としても誠に残念ではありますが
今後は化学物質過敏症、放射線過敏症、電磁波過敏症など
本態性環境不耐症について問合わせをなさいませんよう
何卒よろしくお願いいたします

他の疾患につきましては
困っている方がおられましたら引き続き
「困っている人がいたら診る」で拝見いたします
こちらも併せてよろしくお願いいたします

院長 西尾有司

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