睡眠時無呼吸症候群について;診断編

睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome; SAS)は、読んで字の如し
寝ている間に呼吸が止まってしまう病気のことをいいます

10秒以上の気流(気道の空気の流れ)が止まった状態を無呼吸といい
無呼吸が一晩(7時間の睡眠中)に30回以上
若しくは1時間あたり5回以上あれば睡眠時無呼吸症候群と診断されます

睡眠1時間あたりの「無呼吸」と「低呼吸」の合計回数を無呼吸低呼吸指数(Apnea Hypopnea Index; AHI)と呼び、この指数によって重症度を分類します。
低呼吸(Hypopnea)とは、換気の明らかな低下に加え、動脈血酸素飽和度(SpO2)が3~4%以上低下した状態、もしくは覚醒を伴う状態を指します。

軽症; 5≦AHI<15
中等症; 15≦AHI<30
重症; 30≦AHI

自分では寝ている間の無呼吸にはなかなか気付くことができないために
検査・治療を受けていない多くの方がいると推測されます
この病気が深刻なのは、寝ている間に生じている無呼吸が影響して
覚醒している時の活動に様々な影響を及ぼすことです
自分の意識しないところで日常生活に様々なリスクが生じる可能性があるわけです

では実際にはどんな症状が出るのでしょうか

~どんな症状がでるのか?(寝ているとき)~

いびきをかく
いびきが止まり、大きな呼吸とともに再びいびきをかきはじめる
呼吸が止まる
呼吸が乱れる、息苦しさを感じる
むせる
何度も目が覚める(お手洗いに起きる)
寝汗をかく

~どんな症状がでるのか?(起床時)~

口が渇いている
頭痛
熟睡感がない
すっきり起きられない
身体が重い

~どんな症状がでるのか?(覚醒時)~

日中にもかかわらず強い眠気がある
だるさ、倦怠感
集中力が続かない
常に疲労感がある
居眠り運転をしてしまうことがある

上記の症状がある方は、ご相談を!!
症状はあるけど、私はやせ型だから大丈夫、大丈夫・・・違うよね・・・
いえいえ、とんでもない!
中枢性睡眠時無呼吸型というのもあるので、注意が必要ですよ

当院では入院しなくても自宅で睡眠時無呼吸症候群であることを診断できる
簡易法で診断を行っております

診断の流れは・・・
当院へ来院していただき、ご相談します
睡眠時無呼吸症候群の可能性が考えられる場合には自宅で受けられる簡易検査を予定します
いただいたご連絡先に、検査を当院から委託された会社から連絡があります
検査会社と相談し、日程を決め、自宅で実際に簡易検査を受けます
(検査費用自体は約3000円程度です、他、再診料などの診療費がかかります)
検査翌日に、検査機械を検査会社に郵送で返送します
また、検査結果説明の希望日を当院へご予約(データの解析に1-2週間かかります)いただきます

以下のWebフォームからご予約いただくこともできます

性別(診察券をお持ちの場合には必要ありません)

 

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