血圧が高い、高いと言われるけれど
一体いくつからが「高血圧」なの?
薬は飲まなきゃいけない?
高血圧にまつわる疑問は多いかと思います
まずは、アメリカ心臓協会(American heart association; AHA)のガイドラインを参照してみると・・・
「良いね」マークがついているNormal BP(正常血圧)は
収縮期血圧(上の血圧)が120mmHg以下
拡張期血圧(下の血圧)が80mmHg以下であるとされています
そして、それを超えるものについては
収縮期血圧を120-129mmHgに
拡張期血圧を80mmHg以下にコントロールした方が良いとされています
私もこの意見には概ね賛成です
ガイドラインはとても大切ですが、皆一様にやれるわけではないので、それぞれの患者さんにそれぞれの方法があって良い、と院長は考えています
更にAHAでは、アテローム性動脈硬化症(atherosclerotic cardiovascular disease; ASCVD)のリスクの程度が重要であるとしており、ASCVDリスクの程度によっても治療方針(場合によっては必ずしも薬を飲まなければならないということではない)や、受診間隔期間が異なる(人によっては1か月ごとに通院が必要だったり、3-6か月あけてもよしとできる場合もある)としています
130-139/80-89mmHgの方で、以下にご紹介するASCVDリスクが10%以上の方や
140/90mmHg以上の方は特に注意が必要です
AHAではASCVDリスクを計算するExcelファイルとWeb版の計算機を提供しており、誰でもそのリスクを計算することができます、以下にWeb版をリンクしておきます
Gender(性別);Male(男性)かFemale(女性)か
Age(years)(年齢);ご自身の年齢を入力します
Race(人種);ここではAsian / Pacific Islander – East Asianを選択します
Total Cholesterol;総コレステロールの値を入力
LDL Cholesterol;LDLの値を入力します
HDL Cholesterol;HDLの値を入力します
Treatmet For Statin;スタチン、要するに高脂血症の治療薬を内服しているか
Systolic Blood Pressure;収縮期血圧(上の血圧)を入力
History Of Diabetes;糖尿病の既往があるか
Current Smoker;「現在」喫煙しているか、やめた方はチェックしません
Aspirine Therapy;血液サラサラのお薬を使用しているか
上記をすべて入力したのちに「Calculate Baseline Risk」のボタンを押すと
ASCVDリスクが計算されます、ちなみに院長は1.3%でした・・・
気になっている方は一度、計算してみてください
ASCVDリスクは
5%以下が低リスク
5-7.4%が境界領域リスク
7.5%以上20%未満が中間リスク
20%以上が高リスクとされており
上でご紹介したように特に血圧が高い方で10%以上の方、20%以上の方は特に注意が必要です
よく分からない、必要項目が採血していないのでわからない、という方は当院でも計算することや必要項目を採血検査で確認することができますので、042-498-0552(←携帯電話からご利用の方はタップでコール可能です)にお電話をいただくか、ご予約(←クリックまたはタップで新たなタブ、ウィンドウが開きます)をいただきましたら、ご相談にお応えいたします
以下のフォームでも予約は可能です
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新患の方と再診の方では記載内容が異なりますのでご注意ください